特集 ベッドサイド基本手技とコツ
肝腫瘍生検
權 雅憲
1
,
関 寿人
2
Masanori KWON
1
1関西医科大学第1外科
2関西医科大学第3内科
pp.1275-1279
発行日 2000年10月20日
Published Date 2000/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904227
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はじめに
肝生検はびまん性肝疾患の進行度や肝内占拠性病変の組織学的確定診断に広く用いられ,肝疾患の病態解明に大きく寄与してきた.従来は透視下あるいは腹腔鏡下に肝生検が施行されてきたが,超音波装置の進歩,普及により超音波ガイド下に肝生検が施行されるようになった.超音波ガイドにより穿刺経路をリアルタイムに確認することで胆管や脈管を回避し,確実な肝内の狙撃生検が可能となった.本稿では外科基本手技としての肝腫瘍生検の手技と要点について述べる.
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