外科医に必要な泌尿器科common diseaseの知識・7
尿路損傷(1)
早川 正道
1
Masamichi HAYAKAWA
1
1防衛医科大学校泌尿器科
pp.248-249
発行日 2000年2月20日
Published Date 2000/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904039
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はじめに
ひとくちに尿路損傷と言っても,腎,尿管,膀胱そして尿道の損傷はそれぞれ病因や病態も全く異なり,治療法も多岐にわたる.また尿路損傷は腹腔内臓器損傷と合併することがあり,臨床上注意を要する.外力の作用部位や受傷機転により損傷臓器やその損傷の程度がある程度推察できることがあり,診断の第一歩として患者を診察して状況を把握することが肝心である.血圧低下,肉眼的血尿や尿閉が重要な症状である.
以下に実践的な知識をまとめる.
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