手術症例報告
肝外門脈閉塞を合併した膵管内乳頭状粘液産生腫瘍に対して求肝性側副血行路を温存し切除し得た1例
與那嶺 直人
1
,
宮田 陽一
2
,
岩﨑 寿光
1
,
永生 高広
1
,
上野 秀樹
1
,
岸 庸二
1
1防衛医科大学校外科学講座
2国保旭中央病院外科
キーワード:
肝外門脈閉塞
,
carvenous transformation
,
IPMN
Keyword:
肝外門脈閉塞
,
carvenous transformation
,
IPMN
pp.1491-1495
発行日 2021年8月15日
Published Date 2021/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002386
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肝外門脈閉塞症は肝外門脈の閉塞により門脈圧亢進症に至る症候群と定義される1)。今回われわれは,肝外門脈閉塞および側副血行路形成を伴う膵管内乳頭状粘液産生腫瘍(intraductal papillary mucinous neoplasm;IPMN)の症例に対して,側副路を温存することで,肝血流に影響を及ぼすことなく,膵体尾部切除術を施行した症例を経験したので報告する。
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