Japanese
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特集 在宅栄養療法の標準管理
在宅経腸栄養法のメリット・デメリット
The merits and demerits of home enteral nutrition
岩佐 幹恵
1
,
岩佐 正人
1
,
小越 章平
2
Yoshie IWASA
1
1高知医科大学第2外科
2高知医科大学
キーワード:
在宅経腸栄養法
,
在宅医療
,
内視鏡的胃瘻造設術
,
ガストロボタン
Keyword:
在宅経腸栄養法
,
在宅医療
,
内視鏡的胃瘻造設術
,
ガストロボタン
pp.1141-1144
発行日 1999年9月20日
Published Date 1999/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903712
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在宅経腸栄養法(home enteral nutrition:HEN)は,炎症性腸疾患などの消化器疾患をのみならず脳血管障害などにより嚥下障害や経口摂取が十分にできず,なんらかの栄養補給が必要な患者に対して,在宅栄養管理の可能な場合に行われている.このなかには,在宅成分栄養経管栄養法の適応外疾患や,経腸栄養剤のなかには保険適用外のものもあり,HENが必要であるにもかかわらず,保険が適用されず,患者の経済的負担となっている場合もある.また,HENのサポートシステムが整備されていないために,合併症に対する患者,家族の不安やストレスが潜在している.ここでは,HENの概略を述べ,メリット・デメリットについて言及する.
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