Japanese
English
臨床報告・1
食道癌術後の再建胃管に発生した早期癌の1例
A case of early gastric cancer in the reconstructed gastric tube after radical resection for esophageal cancer
福田 直人
1
,
吉良 邦彦
1
,
館花 明彦
1
,
秋山 竹松
1
,
山川 達郎
2
Naoto FUKUDA
1
1京浜総合病院外科
2帝京大学医学部附属溝口病院外科
キーワード:
食道癌術後
,
再建胃管癌
Keyword:
食道癌術後
,
再建胃管癌
pp.1091-1094
発行日 1999年8月20日
Published Date 1999/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903705
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はじめに
近年の食道癌治療成績の向上による長期生存例の増加に伴い,再建胃管に発生する残胃癌(以下,胃管癌)の報告例1〜4)が散見されるようになった.再建胃管の大部分は腹腔外に存在するため,手術方法は通常の残胃癌とは異なり,特に進行癌の予後は不良とされてきた2,3).今回筆者らは食道癌術後9年2か月後に発見された早期胃管癌症例を経験したので報告するとともに,本邦報告例を集計して検討を加えた.
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