Japanese
English
臨床報告・1
虚血性心疾患症例における大動脈内バルーンパンピング補助下拡大肝左葉切除術
Major hepatectomy using intra-aortic balloon pump in a patient with myocardial ischemia
黒﨑 功
1
,
畠山 勝義
1
,
佐藤 好信
1
,
坪野 俊広
1
,
大関 一
2
,
宮北 靖
3
Isao KUROSAKI
1
1新潟大学医学部第1外科
2新潟大学医学部第2外科
3新潟こばり病院循環器内科
キーワード:
胆管細胞癌
,
大量肝切除
,
虚血性心疾患
,
IABP
Keyword:
胆管細胞癌
,
大量肝切除
,
虚血性心疾患
,
IABP
pp.959-962
発行日 1999年7月20日
Published Date 1999/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903680
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
重篤な冠動脈疾患(IHD)症例に対する非心臓手術では,急性心筋梗塞の悪化・発生防止が術中術後管理の要点である.肝切除術でも,IHD併存症例は,非併存例に比較して有意に術後のIHD発生率が高いといわれている1).本報告では重篤なIHDを併存した胆管細胞癌に対し,大動脈内バルーンパンピング(IABP)補助下に拡大左葉切除を施行した症例を呈示し,若干の文献的考察を加えた.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.