消化器疾患の総合画像診断
食道癌
橋本 哲夫
1
,
三輪 晃一
1
,
八木 雅夫
2
Tetsuo HASHIMOTO
1
1金沢大学医学部第2外科
2公立松任石川中央病院外科
pp.675-680
発行日 1999年5月20日
Published Date 1999/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903623
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はじめに
食道癌の診断には内視鏡や消化管造影法による病巣内腔からの診断とともに,食道周囲への浸潤,遠隔転移の診断目的に各種画像診断が駆使されている.特に,従来のCTでは体の横断面の画像しか得られなかったが,MRIでは病巣の矢状断,前額断など従来のCTでは得られなかった情報が観察可能となった.本稿では診断,治療に際してこれらの画像診断をどのように解釈し,治療に導くかを食道癌の症例を提示して述べる.
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