Japanese
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特集 器械吻合・縫合におけるコツとピットフォール
6.腹腔鏡下胃切除術における器械吻合の応用
Technique of anastomosis by stapling devices in laparoscopic gastrectomy
宇山 一朗
1
,
杉岡 篤
1
,
藤田 順子
1
,
小森 義之
1
,
江崎 哲史
1
,
松井 英男
1
,
鳥居 和之
1
,
曽我 良平
1
,
若山 敦司
1
,
岡本 喜一郎
1
,
大山 晃弘
1
,
蓮見 昭武
1
Ichiro UYAMA
1
1藤田保健衛生大学医学部消化器外科
キーワード:
laparoscopic gastrectomy
,
functional end-to-end anastomosis
Keyword:
laparoscopic gastrectomy
,
functional end-to-end anastomosis
pp.327-331
発行日 1999年3月20日
Published Date 1999/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903548
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コツとピットフォール
1.Circular staplerによるBillroth I法の場合,十二指腸断端を全周性に開放してからアンビルを十二指腸に挿人すると,巾着縫合から漿膜もしくは粘膜が脱落することがあるので,支持糸を置き,切離端の中央のみを切開して挿入するのがコツである.
2.Functional end-to-end anastomosisの共通孔の縫合閉鎖は,吻合口がV字型に開大する方向にステイプラーをかけ,縫合閉鎖するのが狭窄防止のコツである.
3.R-Y脚の空腸空腸吻合は,共通孔の縫合閉鎖の際に,大きく縫合閉鎖すると通過障害を来す恐れがあるので,必要最小限にステイプラーをかけることが大切である.
4.食道空腸吻合の場合,食道切断後に吻合操作を行うと食道が後縦隔内に引っ込む可能性があるので,食道切断に先行して行うことが重要である.
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