Japanese
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特集 乳癌の手術:最適化への論点
A.乳腺切除範囲のpros and cons
4.乳房扇状部分切除の要点
Quadrantectomy for primary breast cancer
大内 憲明
1
Noriaki OHUCHI
1
1東北大学医学部外科学第2講座
キーワード:
乳癌
,
乳房扇状部分切除
,
乳房形成
Keyword:
乳癌
,
乳房扇状部分切除
,
乳房形成
pp.33-36
発行日 1999年1月20日
Published Date 1999/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903490
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われわれは初発乳癌に対し,局所制御(外科的根治性)を目指して,乳癌進展の区域解剖に立脚した乳房温存手術を行ってきた.すなわち,乳癌は末梢乳管から発生し,乳管内進展または側方進展を示すという事実に基づき,乳管小葉系を包括する乳房扇状部分切除(quadrantectomy;Bq)を行い,切除断端を陰性とすることを原則としている.一方,Bqでは切除範囲が大きく,美容を損なうことから,lateral tissue flap(LTF)による充填(乳房形成)を同時に行っている.乳房形成を伴う乳房扇状部分切除の要点について概説した.
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