Japanese
English
臨床報告・1
胃の絞扼壊死をきたした遅発性外傷性横隔膜ヘルニアに対する噴門側胃切除術の1例
A case of proximal gastrectomy for delayed traumatic diaphragmatic hernia with strangulation of the stomach
吉川 武志
1
,
伊達 洋至
1
,
土井原 博義
1
,
安藤 陽夫
1
,
清水 信義
1
,
橋詰 博行
2
Takeshi YOSHIKAWA
1
1岡山大学医学部第2外科
2岡山大学医学部整形外科
キーワード:
外傷性横隔膜ヘルニア
,
絞扼壊死
Keyword:
外傷性横隔膜ヘルニア
,
絞扼壊死
pp.1645-1648
発行日 1998年12月20日
Published Date 1998/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903481
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はじめに
近年交通事故の増加などにより外傷性横隔膜ヘルニアの報告例は増加しているが,ヘルニア内容が嵌頓し,絞扼,壊死をきたした症例の報告は少ない.
今回,筆者らは交通事故による受傷4か月後に施行した肋間神経移行術を契機に発症し,脱出した胃の絞扼,壊死をきたした外傷性横隔膜ヘルニアの1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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