特集 縫合・吻合法のバイブル
Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法
7.大腸
前方切除術後の手縫いによる結腸—直腸吻合
杉原 健一
1
Kenichi SUGIHARA
1
1東京医科歯科大学医学部第2外科
pp.267-269
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903392
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はじめに
器械吻合法の導入やさらにdouble stapling法の開発により,中・下部直腸癌に対する術式として,それまでは直腸切断術が適応されていた症例に括約筋温存術が行われるようになった.低位前方切除術後の吻合にはdouble stapling法が有効であるが,Rs癌や上部Ra癌に対しては手縫いによる吻合がなされる場合も多い.本稿では筆者が行っているRs癌切除術の結腸—直腸吻合を紹介する.
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