特集 縫合・吻合法のバイブル
Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法
5.胃
噴門側胃切除後の空腸パウチの縫合・吻合
吉住 豊
1
,
杉浦 芳章
1
,
小池 啓司
1
,
愛甲 聡
1
,
田中 勧
1
Yutaka YOSHIZUMI
1
1防衛医科大学校第2外科
pp.195-197
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903367
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はじめに
噴門側胃切除後に空腸パウチを間置する再建法は従来の空腸間置に比較して食物貯留能が優れ,かつ術後に残胃,十二指腸,膵胆道などの精査・治療も可能であり,合理的な再建術式である.従来,空腸パウチの作製手技が比較的煩雑であったが,自動縫合器の発展により簡便かつ確実に施行できるようになった.ここでは,噴門側胃切除後の空腸パウチの縫合・吻合について述べる.
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