Japanese
English
臨床報告・1
腎移植後9年目に発生した原発性肺癌の1例
A case of lung cancer after 9 years from renal transplantation
中尾 篤典
1
,
斎藤 信也
1
,
松野 剛
1
,
八木 孝仁
1
,
大石 正博
1
,
井上 文之
1
,
藤原 俊義
1
,
田中 紀章
1
Atsunori NAKAO
1
1岡山大学医学部第1外科
キーワード:
原発性肺癌
,
腎移植
,
免疫抑制剤
Keyword:
原発性肺癌
,
腎移植
,
免疫抑制剤
pp.1361-1364
発行日 1998年10月20日
Published Date 1998/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903317
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はじめに
腎移植後の長期生着例が増加するに従い,種々の合併症が経験されるようになった.なかでも悪性腫瘍の発生頻度は一般人口のそれよりも高い1)と言われており,重要視されている.今回われわれは,生体腎移植後9年目を経て発生した肺腺扁平上皮癌の1症例を経験した.腎移植後の悪性腫瘍は,皮膚癌や泌尿器癌,悪性リンパ腫1,2)が多く報告されているが,肺癌の報告例は少なく,以下に若干の文献的考察を加えて報告する.
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