Japanese
English
臨床報告・1
瘻孔形成過程を観察しえた胆嚢胃瘻の1例
A case of cholecystogastric fistula closely observed its formation
東平 日出夫
1
,
今井 直基
1
,
立山 健一郎
1
,
角 泰廣
1
,
坂東 道哉
1
,
尾関 豊
1
Hideo TOHIRA
1
1国立東静病院外科
キーワード:
胆嚢胃瘻
,
胆道気腫
,
内胆汁瘻
Keyword:
胆嚢胃瘻
,
胆道気腫
,
内胆汁瘻
pp.1353-1356
発行日 1998年10月20日
Published Date 1998/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903315
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はじめに
内胆汁瘻のうち胆嚢胃瘻は,胆嚢十二指腸瘻や胆嚢結腸瘻に比べて比較的まれな疾患である.さらにその診断は,特異的な症状がなく,また瘻孔の存在部位を特定することが困難で,術前診断できないことが多い1).今回われわれは,胆石症により胆嚢胃瘻を形成した症例を経験し,その臨床経過から瘻孔の形成時期を特定し,また,術前診断しえたので報告する.
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