Japanese
English
臨床報告・1
胸骨前経路での有茎大網充填術が著効した頸部縦隔MRSA膿瘍の1例
A case of cervicomediastinal abscess with MRSA infection successfully treated by implantation of the pedicled omentum through presternal pathway
渡辺 俊一
1
,
佐藤 日出夫
1
,
遠藤 将光
1
,
関 雅博
1
,
山田 哲司
2
,
中川 正昭
2
Shun-ichi WATANABE
1
1石川県立中央病院胸部外科
2石川県立中央病院一般・消化器外科
キーワード:
縦隔洞炎
,
深頸部感染症
,
大網充填術
Keyword:
縦隔洞炎
,
深頸部感染症
,
大網充填術
pp.1481-1484
発行日 1997年11月20日
Published Date 1997/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903040
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はじめに
深頸部感染症に続発する縦隔洞炎は一般に死亡率40%と非常に予後不良である1-4).今回筆者らはMRSA感染が合併した重症の頸部上縦隔膿瘍症例に対し,通常のドレナージ術に加えて胸骨前経路での有茎大網挙上・充填術を施行し,良好な結果を得たので報告する.
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