特集 外来診療・小外科マニュアル
Ⅸ.乳幼児の外来外科疾患
125.肥厚性幽門狭窄症
本名 敏郎
1
Toshiro HONNA
1
1国立小児病院外科
pp.328-329
発行日 1997年10月30日
Published Date 1997/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903002
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疾患の概念
生後1ないし2週間以後に,非胆汁性,噴水状嘔吐で発症する疾患で,幽門筋の肥厚に基づく.原因は不明であるが,遺伝性素因も示唆されている.数か月の単位で筋肥厚は自然消退するが,保存的治療には時間を要し,低栄養状態となるため外科的治療の適応となっている.
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