特集 外来診療・小外科マニュアル
Ⅸ.乳幼児の外来外科疾患
124.消化管内異物
岩井 直躬
1
,
木村 修
1
Naomi IWAI
1
1京都府立医科大学小児疾患研究施設外科
pp.324-326
発行日 1997年10月30日
Published Date 1997/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903001
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疾患の概念
小児消化管異物は外来で頻繁に遭遇し,その内容も硬貨,おもちゃなど鈍的なものや,針などの鋭的なものまで様々である.大部分は無症状で自然排泄されるが,消化管穿孔,消化管閉塞などの合併症を起こすことがある.異物の存在部位,異物の材質,大きさや形状などにより注意を要するものもあるので,慎重に診断,治療を進めることが大切である.
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