特集 Q&A 自動吻合器・縫合器の安全,有効な使い方
(Q3)Pursestring sutureの後にタバコ縫合糸がずれたり,ステイプルから外れたりしないための工夫は.
小澤 壯治
1
,
安藤 暢敏
1
,
北川 雄光
1
,
北島 政樹
1
Soji OZAWA
1
1慶應義塾大学医学部外科
pp.996
発行日 1997年8月20日
Published Date 1997/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902792
- 有料閲覧
- 文献概要
Pursestring suture用の器具には2種類あり,タバコ縫合(巾着縫合)鉗子(PSI)と自動タバコ縫合器(Purstring 45または60,USSC製)である(図1).
前者は腸管の切断予定部を挟み,直針付き2-0ナイロン糸を鉗子に作製されている孔を通過させることによって自動的にタバコ縫合が行われる.後者は腸管の切断予定部を挟み,ちょうどズボンのベルト通しのようにステイプルで2-0非吸収糸を腸管壁に固定するしくみである.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.