Japanese
English
特集 経腸栄養法—最新の動向
特殊病態下における栄養法 ②腎不全
Enteral nutrition in renal faiiure
久保 仁
1,2
,
加藤 尚彦
1
,
大井 景子
1
,
中村 宏二
1
Hitoshi KUBO
1,2
1東京慈恵会医科大学内科学講座第2
2東京慈恵会医科大学附属青戸病院腎高血圧科
キーワード:
腎不全
,
経腸栄養
,
NPC/N
Keyword:
腎不全
,
経腸栄養
,
NPC/N
pp.885-889
発行日 1997年7月20日
Published Date 1997/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902769
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腎不全患者には糖・蛋白質・脂質・電解質など種々の代謝異常があり,低栄養の患者も多い.経腸栄養を行う場合,基本的には高カロリー・低蛋白で水分およびNa,Kなどの電解質含有量が少ないものがよい.しかし,慢性腎不全,急性腎不全,および合併症の有無など様々な状況に応じて必要量は著しく異なり,代謝異常についての十分な知識が無いと栄養管理が不可能であるばかりか,患者を危険な状態に陥れかねない.
本稿では腎不全患者の経腸栄養を行う場合の栄養管理の基本と経腸栄養法の実際および限界について述べた.
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