今月の主題 臨床検査とQOL
疾患別QOLと臨床検査
腎不全
小岩 文彦
1
,
秋澤 忠男
1
Fumihiko KOIWA
1
,
Tadao AKIZAWA
1
1昭和大学藤が丘病院腎臓内科
キーワード:
腎不全
,
尿毒症
,
透析療法
,
腎性貧血
Keyword:
腎不全
,
尿毒症
,
透析療法
,
腎性貧血
pp.1396-1400
発行日 1995年12月15日
Published Date 1995/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902767
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腎不全患者のQOLを阻害する2大要因は,尿毒症と長期透析合併症である.尿毒症は透析療法の普及と発展で,長期透析合併症のうち腎性貧血はエリスロポエチンの登場によりほぼ解決したが,他の合併症の解決は今後の課題である.血液透析医療の目覚ましい進歩と普及に伴う患者の高齢化,糖尿病の増加もQOLの抑制因子である.移植医療など総合的な対策の確立が望まれる.〔臨床検査 39:1396-1400, 1955〕
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