連載 病院めぐり
―愛知県厚生連―昭和病院
池内 政弘
1
1愛知県厚生連 昭和病院
pp.1510
発行日 2006年12月10日
Published Date 2006/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101335
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〈病院の歩み〉
当院は昭和11年11月に開院しました.当初は内科・外科・眼科の3診療科で,蒸気暖房,配水,消火栓などの諸設備は当時の地方病院の水準を越え,病室も個室20室,共同病室男女各1室と現代の個室志向を先取りしており,総工費は4万円と記載されています.昭和23年には小児科・産婦人科・耳鼻科・歯科を加え7診療科を持つことになりました.昭和33年3月に火災発生,全館が消失しました.仮設診療所にて再建,野戦病院のごとき有様で診療に臨んだと記載されています.翌34年10月に愛知県厚生連初の鉄筋コンクリート造り,病床数199床の近代的病院として再建されました.昭和44年には11診療科に増え,総合病院の承認を受けました.その後,順次増床,平成9年6月には401床となりました.
なお,当院は近隣の兄弟病院である愛北病院と合併し,平成20年5月に開院予定で新病院が建築進行中です.完成すると敷地面積約82,000m2,建築延べ床面積約60,000m2,病床数678床と一段とスケールアップし,高度・専門医療を提供できる地域中核病院として発展します.
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