Japanese
English
臨床報告・1
Yersinia腸炎により腫大した腸間膜リンパ節を先進部とした腸重積症の1例
A case of intussusception led by enlarged lymph node following Yersinia enteritis
宮本 康二
1
,
山本 哲也
1
,
清水 幸雄
1
,
由良 二郎
1
,
林 照恵
2
,
池田 庸子
3
,
粟田 浩史
4
,
山岸 篤至
5
Kouji MIYAMOTO
1
1松波総合病院外科
2松波総合病院小児科
3松波総合病院病理
4福井医科大学第1外科
5岐阜大学小児科
キーワード:
Yersinia腸炎
,
腸重積症
Keyword:
Yersinia腸炎
,
腸重積症
pp.413-416
発行日 1997年3月20日
Published Date 1997/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902684
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はじめに
近年,Yersinia(以下,Y.)感染症の報告例が徐々に増加しているが,腸重積を来たした症例の報告は少ない1).今回われわれは,腸重積により緊急手術を施行し,腹腔内全域の著明なリンパ節腫大を認めたため,腸重積の再発を防止する目的で回盲部切除術を施行したところ,術後,リンパ節よりY.pseudotuberculosisが検出され,Yersinia腸炎による腸重積症と診断した症例を経験したので報告する.
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