特集 産科におけるアメニティ
盛岡赤十字病院におけるアメニティを重視した周産期棟づくり
千葉 テイ
1
1盛岡赤十字病院・産科
pp.651-655
発行日 1992年8月25日
Published Date 1992/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900628
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はじめに
豊かな経済社会のなかで育った若い女性たちは,妊娠・分娩へのニーズも多様化しています。分娩方式が自由な方向に変化する一方で,ハイリスク妊婦や分娩も多くなり,それらのニーズへの対応や高度な医療管理の必要を余儀なくされつつあります。その反面,医療の人間化が問われている今日,どうしても病院のアメニティの追求も避けて通れなくなってきました。
そこで私たちは,常に病棟に「家庭のぬくもり」があるかどうか,「真の看護と医療」が行なわれているかどうかをチェックしながら,看護の原点を忘れずにアメニティの追求に努力すべきだと考えます。
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