特集 術前ワークアップマニュアル—入院から手術当日までの患者管理
Ⅲ.注意すべき状態の術前患者管理
放射線治療後の患者
鈴木 和信
1
,
早瀬 仁滋
1
,
山崎 達之
1
,
鈴木 敬二
1
,
小柳 泰久
1
1東京医科大学第3外科
pp.421-424
発行日 1996年10月30日
Published Date 1996/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902543
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術前放射線治療の目的
術前放射線治療は,現在消化器領域では,食道癌,胃癌,直腸癌と幅広い臓器にわたり施行され,効果を得ている.また,近年,術前放射線治療に化学療法や免疫療法を併用するようになり,より一層の成果をあげるとともに,思わぬ合併症を招くことも少なくない.正しい目的で,術前管理がなされることが大切である(表1)1).
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