Japanese
English
臨床報告・1
胃神経鞘腫の1例—自験例を含む本邦超音波内視鏡施行13例の検討
A case report of gastric schwannoma and review of cumulated 13 cases endoscopic ultrasonography performed gastric schwannoma in japan
宇田 憲司
1
,
成末 允勇
1
,
金 仁洙
1
,
大崎 俊英
1
,
室 雅彦
1
,
白川 靖博
1
Kenji UDA
1
1福山市市民病院外科
キーワード:
胃神経鞘腫
,
超音波内視鏡
Keyword:
胃神経鞘腫
,
超音波内視鏡
pp.665-668
発行日 1996年5月20日
Published Date 1996/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902306
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はじめに
胃原発の神経鞘腫は比較的稀な疾患であり,粘膜下腫瘍の形態を呈するため,術前診断はきわめて困難である.近年,超音波内視鏡(以下,EUS)の出現により胃粘膜下腫瘍の診断能は向上したが,胃神経鞘腫に対するEUSの報告は非常に少なく,われわれの検索し得た限りでは,本邦における胃神経鞘腫についてのEUSの報告例は自験例を含め13例にすぎない.今回,われわれは術前にEUSを施行した胃神経鞘腫の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する.
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