Japanese
English
特集 術後感染症—予防と治療の実際
術後の中心静脈カテーテル感染症—予防と治療の実際
Septic complication of central venous catheterization:prevention and treatment
小無田 興
1
,
兼松 隆之
1
Ko KOMUTA
1
1長崎大学医学部第2外科
キーワード:
中心静脈栄養
,
カテーテル感染症
Keyword:
中心静脈栄養
,
カテーテル感染症
pp.451-454
発行日 1996年4月20日
Published Date 1996/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902261
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
中心静脈栄養中の発熱はしばしば経験され,ほかに感染巣がない場合はカテーテル感染を疑い,ただちにカテーテルを抜去する,抜去後数日以内に下熱をみた場合はカテーテル感染症と診断できる.カテーテル感染症の予防のためには,感染経路に応じた対策を講じるとともに,risk factorを明らかにすることが必要である.本稿では,外科医が臨床の場で最も遭遇することが多い術後の中心静脈カテーテル感染症を中心に,教室における症例を含め検討した.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.