Japanese
English
臨床報告・1
外傷性十二指腸壁内血腫を保存的に治療中,内視鏡検査が誘因になり十二指腸壁に穿孔をきたした1症例
A case of traumatic intramural hematoma of the duodenum followed by perforation which was caused by endoscopic examination
松本 俊彦
1
,
大戸 司
1
,
嶋 裕二
1
,
大西 一朗
1
,
秋元 学
2
,
小山 文誉
3
Toshihiko MATSUMOTO
1
1公立松任石川中央病院外科
2公立松任石川中央病院放射線科
3公立鶴来総合病院外科
キーワード:
十二指腸壁内血腫
,
十二指腸閉塞
,
十二指腸穿孔
Keyword:
十二指腸壁内血腫
,
十二指腸閉塞
,
十二指腸穿孔
pp.1649-1652
発行日 1995年12月20日
Published Date 1995/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902174
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はじめに
腹部鈍的外傷による十二指腸壁内血腫は比較的稀な疾患であり,最近,その治療法については保存的治療を推奨する報告が多くなっている2,5,6).最近われわれは,保存的治療の過程で十二指腸の穿孔を起こし,外科的治療で治癒し得た症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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