イラストレイテッドセミナー・21
はじめての胃全摘術 Lesson 1
篠原 尚
1
1京都大学第2外科
pp.1587-1598
発行日 1995年12月20日
Published Date 1995/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902158
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1.術者は右に立ち,剣状突起から臍左外側に至る上腹部正中切開を加える.肝円索の左側で腹膜を切開し開腹する.開創鉤をかけ,肝,ダグラス窩などの腹腔内検索を行う.
2.十二指腸下行部左縁の漿膜を電気メスで切開する.この漿膜は胃結腸間膜前葉に移行する.ついでにKocher授動術を行い,膵頭後面No.13リンパ節の輪郭をつけておくとよい.
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