イラストレイテッドセミナー・11
はじめての胆嚢摘出術 Lesson2
篠原 尚
1
1京都大学第2外科
pp.207-216
発行日 1995年2月20日
Published Date 1995/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901783
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13.胆嚢漿膜の切離:肝より約5mm離れた胆嚢底部の漿膜にメッツェンバウム剪刀で小切開を加える.術者はケリー鉗子と鑷子,前立ちは電気メスと胆嚢鉗子を持ち,術者がケリー鉗子を漿膜下に入れ,助手が電気メスで切っていく.頸部でさきほどのV字切開と連続させる.3ステップくらいで完了するように,1回の操作で進む距離を長くする.後半,前立ちは鑷子でハルトマン嚢を図のように引き下げると,切離線が直線化して術者が鉗子を入れやすくなる.片側の漿膜切離が終わったら,反対側の胆嚢漿膜も同様に切離する.
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