Japanese
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特集 消化器癌手術における皮膚切開と術野展開の工夫
胸部食道癌手術—胸骨切開を加える胸部食道癌切除術
Thoracic esophagectomy with upper-sternotomy-its surgical approach
三富 利夫
1
,
幕内 博康
1
,
町村 貴郎
1
,
水谷 郷一
1
,
島田 英雄
1
,
佐々木 哲二
1
,
田島 知郎
1
Toshio MITOMI
1
1東海大学医学部第2外科
キーワード:
胸部食道癌手術
,
皮膚切開
,
到達法
,
胸骨縦切開
,
3領域郭清
Keyword:
胸部食道癌手術
,
皮膚切開
,
到達法
,
胸骨縦切開
,
3領域郭清
pp.1405-1410
発行日 1995年11月20日
Published Date 1995/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902126
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食道癌の外科的治療は歴史的に大きな流れがあり,1990年代に至るまで郭清術の拡大に向かったが,同時に侵襲を軽減する手術が模索された.診断機器についても,その能力,精度がきわめて向上したため根治性の強化を支持したが,このことは小病巣,表在癌病巣の診断,その病態の解析が進み,局所的治療を可能としつつある.しかし,本項のテーマの対象となる現在の臨床例の多くが,未だに進行癌が多いことから,胸部食道癌の進行例で,かつ頸胸腹3領域にわたる拡大郭清術式を対象とする皮切ならびに術野展開について述べる.
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