特集 術後1週間の患者管理
Ⅰ.術式別:術後1週間の患者管理
5.胃・十二指腸手術
胃部分切除術
池口 正英
1
,
堅野 国幸
1
,
岡 淳夫
1
,
辻谷 俊一
1
,
前田 迪郎
1
1鳥取大学医学部第1外科
pp.98-102
発行日 1995年10月30日
Published Date 1995/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902027
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現在では胃部分切除術は早期胃癌に対する縮小手術の一環として行われることが多く,対象症例は高齢者や心肺に合併症を有するpoor risk症例が多い.このような症例では,術後2〜3日に心肺の合併症を誘発する危険性が高いため,同期間はアラーム機能を備えたパルスオキシメーター,A-lineによる動脈圧測定,ECGによる24時間の監視システム下で患者を管理することが望ましい.このような呼吸・循環器系の連続モニターを用い,心肺の異常の早期発見に努めるべきと考える.
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