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特集 ストーマの造設と管理—患者のQOLの視点から
ストーマ医療の進歩と課題
Recent advances in stoma therapy
穴沢 貞夫
1
Sadao ANAZAWA
1
1東京慈恵会医科大学第1外科
キーワード:
ストーマ
,
ストーマリハビリテーション
,
ストーマ装具
Keyword:
ストーマ
,
ストーマリハビリテーション
,
ストーマ装具
pp.1373-1378
発行日 1994年11月20日
Published Date 1994/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901705
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わが国のストーマ医療は,この20年間の基礎教育活動を中心とする地道な土台作りと,そこで維持された医師・看護婦のきわめて円滑な協調関係により,全国的にきわめて平均化されたストーマ医療が普及した.ストーマ外科学において長年の解決課題であったコンチネントストーマの開発は残念ながら達成できず,相変わらずインコンチネントストーマが広く行われている.ストーマ管理は,ストーマ装具,特に皮膚保護剤と呼ばれるポリマー製材の開発により,自然排便法の著しい進歩がみられた.これに伴い洗腸法の相対的頻度は低下した.わが国は今や名実ともに,ストーマ医療の先進国の仲間入りをしたといってよい.
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