特集 施設別/新・悪性腫瘍治療のプロトコール
Ⅰ.食道癌治療のプロトコール
(1)東京医科歯科大学医学部第1外科
遠藤 光夫
1
,
河野 辰幸
1
,
永井 鑑
1
Mitsuo ENDO
1
1東京医科歯科大学医学部第1外科
pp.8-12
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901664
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食道癌治療の方針として,癌の深達度別にみてm癌で,リンパ節転移陰性としたものには,縮小手術(非開胸食道切除ならびに内視鏡的粘膜切除(EMR))を,また,sm癌以上のものは,開胸下食道切除・郭清を第1選択とし,術後集学的治療を行う方針としている.しかし,A3癌予測のものと,広範な転移リンパ節を診断したものでは,ネオアジュバント療法として,術前に化学療法または化学療法+放射線治療を施行し,治癒切除を行えるように考慮する方針としている.
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