特集 癌治療のプロトコール—当施設はこうしている
Ⅹ.肺癌治療のプロトコール
東京医科大学・第1外科
坪井 正博
1
,
大平 達夫
1
,
斎藤 誠
1
,
加藤 治文
1
Masahiro TUBOI
1
1東京医科大学第1外科
pp.276-283
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904283
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術前治療のプロトコール
肺癌は,その組織型により性格を異にするために,まずは治療前に組織型を可能な限り明確に診断する必要がある.そして,これに基づいた治療戦略を組み立てていくことが肝要である.これに加えて外科治療が考慮される患者には肺機能を含めた全身状態の評価を行う.すなわち,術前患者の評価は,①臨床病期の決定(進行度の判定),②治療法の選択,③全身状態の評価の3段階に大別される.
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