Japanese
English
臨床報告
食道アカラシアとの鑑別が困難であった小児のBarrett食道の1例
A case report of Barrett's esophagus in child misdiagnosed as achalasia
斉ノ内 良平
1
,
水黒 知行
1
,
辻 雅衛
2
,
花安 肇
3
,
藤本 良知
4
,
梶並 稔正
4
1長岡京病院外科
2西京都病院外科
3西京都病院小児科
4西京都病院内科
キーワード:
Barrett食道
,
小児
,
食道アカラシア
Keyword:
Barrett食道
,
小児
,
食道アカラシア
pp.1205-1208
発行日 1994年9月20日
Published Date 1994/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901638
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はじめに
Barrett食道は,下部食道が円柱上皮で覆われたもので,ここより発生した腺癌が多く報告されており,原発性食道腺癌の発生母地として注目されている.また,小児Barrett食道の報告例はごく少なく,成因を解明する上でも注目されている.今回われわれは,Barrett潰瘍による下部食道の狭窄によってアカラシアとの鑑別が困難であった,小児のBarrett食道の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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