特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅶ.四肢・皮膚
22.ガングリオン
岸 清志
1
,
山本 清司
2
1鳥取県立中央病院外科
2鳥取県立中央病院整形外科
pp.244-245
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901379
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ガングリオンは腱鞘や関節嚢から発生し,それらと交通するゼリー状の透明な粘液性物質を含む嚢腫である.通常,疼痛あるいは機能障害をきたすことはないので,再発を繰り返す場合,何らかの機能障害のある場合,あるいは美容上の目的で患者が希望する場合を除き,外科的切除は極力避けるべきである.その理由は,手技がけっして易しくないことと,再発が皆無ではないことなどによる.
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