特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅶ.四肢・皮膚
12.突き指
土井 照夫
1
,
日高 典昭
1
1大阪労災病院整形外科
pp.222-223
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901369
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「突き指」というのは日常よく見られる外傷であるが,指の長軸方向に外力が働いて発生する指の外傷の総称であり,いろいろの損傷を含んでいる.主な損傷部位は遠位指節間関節(DIP関節と略す),近位指節間関節(PIP関節と略す),親指の中手指節間関節(MP関節と略す)などであるが,伸筋腱・靱帯の断裂,剥離骨折,脱臼骨折などもあって(図1),その診断・治療を軽んじると重大な機能障害を残すようなことになる.
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