特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅶ.四肢・皮膚
11.手・指・腱の新鮮外傷
日高 典昭
1
,
土井 照夫
1
1大阪労災病院整形外科
pp.219-221
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901368
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手指における腱損傷は,癒着による拘縮のため重大な機能障害をきたしやすい.特に,MP関節からPIP関節までの間は,古くからno man�s landと呼ばれ,この部位における屈筋腱損傷の修復は手の外科における長年の課題の1つである.したがって,手指の腱損傷の初期治療の要点は,正確な診断ならびに感染予防のための基本的な創処置を行うことであり,腱自体の修復手術は手の外科を専門とする医師に委ねるべきであろう.
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