特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅳ.腹部
2.腹痛
大野 博通
1
1東京逓信病院外科
pp.133-135
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901331
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腹痛を主訴とする疾患は数多いが,外科外来で診察する腹痛はいわゆる急性腹症が少なくない.初診時には最低限,①緊急手術や緊急処置が必要な疾患,②経過観察や治療のため入院が必要な疾患,③外来治療でよい疾患の三者を鑑別することが必要である.
緊急手術の適応のない場合は,治療と平行して,確定診断のための検査計画を立てる.この際,悪性腫瘍を見逃さないことが重要である.
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