特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅲ.胸部
5.帯状疱疹
金子 健彦
1
,
石橋 康正
1
1東京大学医学部皮膚科
pp.115
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901324
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帯状疱疹は,日常診療でしばしば遭遇する疾患で,水痘帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus,VZV)による感染症である.一定の神経支配領域に一致して皮膚に帯状に配列し,集簇傾向のある小水疱を特徴とする.皮疹の出現する1週間ほど前から知覚異常や神経痛様の疼痛を自覚して,皮膚科以外の外科系外来を初診することも多い.早期に的確な診断をつけることが最も重要である.
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