特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅰ.頭部・顔面・口腔
8.口腔内外傷
五十嵐 文雄
1
1日本歯科大学新潟歯学部耳鼻咽喉科
pp.28-29
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901286
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口腔内外傷には裂傷,挫傷,咬傷,熱傷,穿通傷などがある.口腔内は血管に富むため出血しやすいが,確実に止血操作を行えば止血は困難ではない.気道の確保が第1である.症例によっては気管内挿管,気管切開が必要となる.「3人寄れば文殊の知恵」,判断に困ったときには即座に同僚,先輩に相談する.顔面骨骨折,歯牙,唾液腺や顔面神経の損傷などを伴うこともあるので,周囲臓器,器官の状態にも注意を払おう.
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