特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅰ.頭部・顔面・口腔
9.口腔・咽頭痛
行木 英生
1
1静岡赤十字病院耳鼻科
pp.30-31
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901287
- 有料閲覧
- 文献概要
急性の口腔・咽頭痛は炎症反応,神経痛(舌神経,舌咽神経あるいは上喉頭神経),異物あるいは外傷により生ずる.一方,慢性の口腔・咽頭痛は炎症反応,新生物,過長茎状突起・茎状舌骨靱帯骨化症・茎状舌骨筋腱炎などによる舌,舌咽あるいは上喉頭神経刺激の神経痛あるいはヒステリーにより生ずる.外来で遭遇し外科処置を必要とするものに,口腔底蜂窩織炎,扁桃周囲膿瘍,咽後膿瘍,口腔内外傷,魚骨異物などがあるが,外傷および異物は別項に譲る.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.