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特集 局所麻酔を行う外科医へ
内視鏡検査と局所麻酔
Local anesthesia for endoscopy
島田 孝男
1
1東京警察病院麻酔科
キーワード:
内視鏡検査
,
局所麻酔
,
リドカイン
Keyword:
内視鏡検査
,
局所麻酔
,
リドカイン
pp.321-326
発行日 1993年3月20日
Published Date 1993/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901122
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内視鏡検査として,消化管検査,気管支鏡検査は,現在では日常診療に欠かせない検査となり,検査件数も飛躍的に増加している.しかし,最近のファイバースコープの開発,検査手技の進歩に比し,検査に不可欠である麻酔に関する研究は十分とはいえない.
内視鏡検査における局所麻酔施行においては,①局所麻酔薬によるアナフィラキシーショック,②中毒反応,③ファイバースコープ挿入時の迷走神経反射などの問題が考えられる.安全・確実な検査を行うには,生体の生理,局所麻酔薬の特性を知り,検査前からの万全の準備と配慮が必要である.そこで,内視鏡検査における局所麻酔施行上の様々な問題点や合併症,およびその処置,検査中のモニターなどについて概説する.
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