特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅵ.注意すべき状態の患者への薬物療法
8.高齢者
中山 夏太郎
1
1東京都多摩老人医療センター外科
pp.254-255
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901016
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高齢者では,肝・腎機能が低下しているために投与された薬物が蓄積されやすく,薬物中毒や副作用による臓器障害が生じやすい.
高齢者に対する薬物療法の基本的注意として,毒性の強い薬物の投与量は一般成人の2/3〜1/2量に減ずること,投与する薬物の種類を最小限に止めること,予想される中毒症状・副作用について監視を怠らないことなどが挙げられる.
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