Japanese
English
手術手技
つり上げ鉤と電子内視鏡を用いた胆嚢摘出術の手技
Procedure of cholecystectomy employing an original hook and a video endoscope system without gas insufflation
西井 宏有
1
,
平井 利幸
1
,
藤田 信
1
,
森 尚哉
1
,
白石 アンナ
2
,
馬場 正三
2
Hiroari NISHII
1
1藤枝平成記念病院外科
2浜松医科大学第2外科
pp.1227-1230
発行日 1992年9月20日
Published Date 1992/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900892
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はじめに
腹腔鏡下胆嚢摘出術の急速な普及に伴い,気腹装置,腹腔鏡,処置用器具などの入手が困難となっている.また,気腹に伴う合併症の報告1,2)も散見され,呼吸・循環系への影響も検討3,4)されている.著者らは気腹法に代わる方法として,簡単なつり上げ鉤を作製して腹壁を挙上させ,腹腔鏡の代わりに電子内視鏡を用いて,腹腔鏡下胆嚢摘出術と同様な胆嚢摘出術を施行した.現在13例に行い良好な結果を得たので,つり上げ鉤を中心とした手技につき報告する.
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