小児外科医の独白・21
小児の外そけいヘルニア(手術)
角田 昭夫
1
1神奈川県立こども医療センター
pp.1210-1211
発行日 1992年9月20日
Published Date 1992/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900889
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賛育会病院外科1961年 駿河敬次郎先生に初めて師事した30年前は,私にとっての小児外科元年である.その前年駿河先生が米国留学から帰国され,「小児外科診療」の新体制を計画されたところへ私が参加したわけで,症例数も次第に増え出して来ていた.また全国から駿河先生の名を慕って,若い医師たちが研修に来はじめた時期でもあり,そのうち何人かは現在小児外科学教授や小児病院院長になった.おそらく駿河先生への依頼原稿のお下がりだったと思うが,就任した年,不遜にも「そけいヘルニア」の論文1)を書いている.
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