寄稿
肝外科サロンのホストを無事終えて
長谷川 博
1
Hiroshi HASEGAWA
1
1茨城県立中央病院
pp.825-827
発行日 1992年6月20日
Published Date 1992/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900840
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さる1月12日から14日までの3日間,水戸市の県健康科学センターで,ユニークな研究会がひらかれ話題を呼んだ.茨城県立中央病院院長・長谷川 博氏の呼びかけに全国から参集したのは県内外からおよそ150人.名古屋大学・二村雄次氏,東京女子医大・高崎 健氏,国立がんセンター・山崎 晋氏を話題提供者に,フランスのビスムート教授の主催するJHB(Journée de Chirungie Hépatobiliaire)を真似たというサロン形式の「肝臓外科を詳しく語り合う会」がそれ,県立中央病院の事務職員,技師,看護婦だけで,他からの応援・援助を求めずにやりおおせたという.サロン形式のこの会はプログラムなしの,いわば全員参加のシンポジウム.昨今,セレモニー化した学会や研究会が多くなったといわれるが,水戸で開かれたこのユニークかつ密度の濃い集まりは,斯界に一石を投じたといえよう.
主催した長谷川氏は,その感動と印象を綴った一文を本誌に寄せた.
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