カラーグラフ Practice of Endoscopy
大腸内視鏡シリーズ・Ⅸ
潰瘍性大腸炎—内視鏡検査を中心に
中野 博重
1
,
山本 克彦
1
,
藤井 久男
1
,
佐道 三郎
1
,
渡邉 巌
1
,
吉川 周作
1
1奈良県立医科大学第1外科
pp.557-560
発行日 1992年5月20日
Published Date 1992/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900785
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はじめに
潰瘍性大腸炎は主として粘膜を侵し,しばしばびらんや潰瘍を形成する原因不明の大腸のびまん性非特異性炎症と定義される.病変の範囲により全大腸炎(total colitis),左側大腸炎(left-sided colitis),直腸炎(proctitis)に分類される.また,病期としては活動期(active stage)と緩解期(remission)にわけられる.その診断,病型,病期の判定には大腸内視鏡検査は不可欠ともいえ,治療方針の決定において重要な位置を占める.
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