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特集 外科における超音波検査—新しい展開
胆膵領域の内視鏡的超音波診断法
Endoscopic ultrasonography : Pancreatobiliary region
船川 武俊
1
,
木本 英三
1
,
内藤 靖夫
2
,
三竹 正弘
2
Taketoshi FUNAKAWA
1
1国家公務員共済組合連合会名城病院内科
2名古屋大学医学部第2内科
pp.33-43
発行日 1992年1月20日
Published Date 1992/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900712
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内視鏡的超音波検査は胆膵疾患の診断において以下のごとく意義がある.膵疾患では,死角が少なく,小腫瘤病変が高率に描出でき,膵管癌・膵島細胞腫・炎症性腫瘤の鑑別がほほ可能である.胆嚢疾患では,コレステロールポリープと過形成ポリープ・腺腫・腺癌との鑑別診断,および胆嚢癌の壁深達度診断が可能となった.周辺臓器との関係を詳細に描出することで,膵癌・胆嚢癌・胆管癌・乳頭部癌の進展度診断がより正確に診断できるようになった.リンパ節腫大の鑑別診断にも有用である.
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