Japanese
English
特集 胆石症の非手術的治療—現況と問題点
ピエゾ効果方式体外衝撃波治療—特徴と適応
Piezoelectric extracorporeal shock-wave litho-tripsy : Features and indication
西荒井 宏美
1
,
土屋 幸浩
1
,
夏木 豊
1
,
三上 繁
1
,
國行 洋史
1
,
大藤 正雄
1
Hiromi NISHIARAI
1
1千葉大学医学部第1内科
pp.1215-1220
発行日 1991年10月20日
Published Date 1991/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900524
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
ピエゾ効果方式の特徴は,鎮痛処置を必要とせず,治療を繰り返すことで治療成績が向上することである.胆嚢胆石症226例の治療成績は以下のとおりである.破砕無効は頸部嵌頓11/16例,IIb型含気胆石10/13例,III型分葉型5/5例,IIa型全体均一石灰化6/8例,二重石灰化2/2例であった.完全消失例の治療回数1〜11回(平均4±2回),破砕完了後平均3±5ヵ月で消失した.エコーI型非石灰化単数個胆石の完全消失率76%であった.la型の完全消失率は83%であり,20mm以下では92%であった.胆嚢収縮良好群の完全消失率は48%と不良例の17%と比べ有意に良好であった.重篤な合併症は認められなかった.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.